システム化には「機能面以外の洗い出しも大切ですよ」という話
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今回はDX化・システム化を図る上で、
「機能面以外の洗い出しが大切ですよ」という点についてお伝えいたします。
1、そもそも、当社の立ち位置について
具体的な内容に入る前に、まずは当社の立ち位置をお伝えいたします。
まず、当社は事業支援者という立場の会社で、
自社を「ビジネス工務店」だと考えています。
工務店とは、広辞苑で調べますと「工務を業とする店。特に、建築を請け負う店。」とあります。
ビジネスを興したり発展させたりする場合、カネ・ヒト・ジカンが必要ですが、
捻出・準備が難しいといった事業者様に対し、当社でサポートさせていただいております。
こと、DX化・システム開発においても同じでして、
「システム工務店」という位置づけで開発いたします。
上流工程から下流工程まで、一貫して請け負って開発をする場合もありますし、
要件定義のみ実施させていただく場合もございます。
事業者にフィットするDX化、システム開発を目指しております。
2、非機能面の洗い出し方について
長々とすみませんでした。まずは当社の立ち位置をご理解いただきましたら、
いよいよ「非機能面の洗い出し」に入って行きたいと思います。
ざっくりとしたDX化・システム開発の考え方は、
Why → What → How
なぜ どうなりたいか どうやるか
の順番で考えていただければ結構かと思います。
今回は「どうなりたいのか?」の部分のところです。
例えば、住宅で例えると、
・朝の太陽の光が差し込むようにしたい。
・泥棒が入りにくい家にしたい。
・雪が積もりく屋根がいい。
・頑丈な家にしたい 等
こんな家であって欲しいという「願望部分」になります。
システム開発においてもこの「願望部分」をしっかり洗い出してください。
そうすることで、
・システム開発のゴールが見えやすい
・開発ベンダーも検討しやすい
・コストを抑えられる可能性がある 等
多くのメリットがあります。
3、具体的な4つの洗い出し手法
簡単にお伝えします。
①耐久性
使う頻度やボリューム面の願望をなるべく具体的に書き出してみます。
例)何年くらい使いたいのか、365日使うのか、盆正月休祝日は使わないのか、
夜間は使うのか、全員使うのか、何人くらい使うのか 等
②スペック・性能
性能面を願望をなるべく具体的に書き出してみます。
例)ボタン1つで記録したい、毎回ログインしたくない、
1秒で高速表示させたい、承認は3人までにしたい 等
③堅牢性
セキュリティー面の願望をなるべく具体的に書き出してみます。
例)個人情報を取得しないようにしたい、決済部分はセキュリティ強化したい、
外部からのアクセスをさせたくない 等
④連携性
システムを作る上で連携面の願望をなるべく具体的に書き出してみます。
例)生産管理部門だけでなく営業部門とも連携させたい、外部のサービスとも連携させたい、
経営会議に使う資料にもしたい 等
これらを書き出して、システム開発時に開発ベンダーに伝えてください。
開発ベンダーも随分検討しやすくなると思います。
4、発展:システム全体的な構造を考えてみる
例のごとく住宅に例えると「どんな土地か?どんな家の構造か?何階建てにするか?」といった部分にあたります。いわゆるシステムアーキテクチャの部類ですね。
これはなかなか難しいと思いますが、
・パッケージソフトを使うか、完全オリジナルを作るか?
・クラウドサーバを使うのか、実物サーバが必要なのか?
・複数のシステムと連携させるのか? 等
これはベンダーさんと協議してみてください。
でも発注する以上は最低限の知識は入れた方がよろしいかと存じます。
5、まとめ
今回はDX化・システム開発においての、機能面以外でベンダーに伝えることを書きました。
ちょっと難しい内容ですが、やるのとやらないのとは大きな差が出てきますので、
しっかり押さえていただけると幸いです。
最後に当社のPRをさせてください。
当社では以下のニーズにお応えできます。
・DX化・システム開発を行いたいが、システム担当者がいない
・生産性向上のため、システム化を考えている
・Kintoneなどのツールをうまく活用したい 等
お客様の現状とニーズをヒアリングし、
受託開発型、伴走型、どちらでも対応可能でございます。
一緒になってDX化推進をサポートさせていただきます。
当社(株式会社アスリエ)は、コンサルタントではなく、実務を行う会社です。
システム、人材、補助金獲得等、福岡を拠点とし各種支援サービスを提供しております。
詳しく聞いてみたいという方は、お気軽にお問合せくださいませ。