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新型コロナによる九州への訪日インバウンド客と、外国人労働者について

新型コロナウイルスによって、日本国内はもちろん、
世界各国も経済活動が止まったり、人々往来が止まったりしています。
これにより、
・訪日インバウンド客(以下、訪日客)の激減
・外国人労働者の往来ができない
といった事象が発生していることはご承知のところだと思います。
 
今回は現在の福岡空港の国際線運行状況をお伝えし、
九州への訪日客と、外国人労働者がいつから回復してくるのかを
簡単ですが考えてみたいと思います。

1、福岡空港の国際線における、現在の運行状況について(5/12現在)

福岡空港には、旅客機/貨物輸送機とも、現在ほとんどの便が運休(欠航)しております。
多くの航空会社が一先ず5月末までの運行を取りやめている状況です。
 
例えば、旅客機については、
・福岡⇔韓国(ソウル、プサン)
・福岡⇔台湾(台北)
・福岡⇔グアム
上記については日程は少ないですが運行している状況です。
 
 

2、ちなみに、日本へ入国する場合はどのような対応になっているか?

入国制限の対象国からの入国については、PCR検査が必須になっています。
現在日本の各国際空港での対応は以下の流れです。
 
【入国前】
①飛行機の機内で待機し、体温などを計る
②飛行機を降りて、PCR検査を行う
③入国手続き
 
【入国後】
①空港にて、PCR検査結果を待つ(5~6時間ほど)
 ※宿泊場所が「自宅」の場合
  空港待機せず、自宅へ行くことも可能。
  ただし、移動は公共交通機関以外。
  自家用車やレンタカー、ハイヤーを利用。
 
 ※宿泊場所が「ホテル」の場合
  空港待機終了後、ホテルへ移動。
  ただし、移動は公共交通機関以外。
  自家用車やレンタカー、ハイヤーを利用。
 
②自宅/ホテル待機。移動制限を要請される(14日間)
③その後は、国や各自治体の移動制限に従って動く
 
上記のような流れとなります。
 
ちなみに、出国の際には別段普段と変わりありませんが、
航空会社によっては独自の処置があるようです。
 
 

3、いつごろ通常運行に戻るか?訪日客や労働者はどうなるのか?

例えば、タイ、ベトナムなどは徐々にロックダウン解除を行っていますが、
國を跨いでの人の行き来が活発かというとそういう状況ではありません。
例えば、ベトナム航空などは6月末までの国際線の運休を発表しています。
ANAやJALも新型コロナウイルス流行前の便数にすぐに戻るかというと疑問です。
 
まずは、訪日客についてですが、
仮に各国で使える薬の承認がおりたり、ワクチンが開発されたとしても、
旅先や出張先での感染リスクを考えると、新型コロナウイルス発生前の数値までは
回復しないのではないでしょうか。
 
次に、労働者(技能実習生や、特定技能人材、技人国人材など)についても、
各国の政府動向や日本大使館などの役所関係が動き出す⇒
航空会社が動き出す⇒諸々調整して行く・・という流れになりますので、
7月以降が目途になってくると思います。
 
尚、これは東アジア/東南アジア諸国からの日本への入国についてのスケジュールイメージですが、
欧米や南米からの来日はさらに遅れると予想されます。
 
逐一専門家や情報機関に最新の情報を確認されることをおすすめいたします。
 
 

4、まとめと、私どもの動き

日本国内も自粛解消へ向けて今一歩のところまで来ておりますが、
再度感染者が増加する可能性もあります。
人々の往来については自国と他国という観点と、世界的な観点での考え方が重要だと思います。
 
印象で言いますと、一旦海外の国々は近くなりましたが、また遠くなったという印象です。
新型コロナウイルス発生前とは違った価値観などが発生すると思われます。
 
事業者様におかれては直近では国内での取り組みを強化され、来るべき海外からの人の往来に向けて
余力ができてから少しづつ取り組んで行くことが重要ではないかと考えます。
 
私どもとしましても海外に目を向けつつ、まずは足元をしっかり固めて行くという考え方です。
 
具体的には、
 
【外国人採用】
・日本人の採用設計を今一度見直し、採用活動を行う。
・必要なスキルを持った人材を探してみる。
・専門会社が提供する新しい採用ツールなどを試用してみる。
 
【訪日客集客マーケティング】
・国内向けの集客設計を見直す。
・専門会社が提供する新しい集客ツールなどを試用してみる。
・動画撮影などを通じ価値を分かりやすく伝えるツールを作る
・予算をかけずにfacebook運用などを行う。
 
【現地での出張代行】
・海外スタッフにて、現地での仕事を代行します。
商談/現地確認/市場調査/納品立ち合い/イベント参加/展示会参加 など
 
上記のようなことのお手伝いをさえていただきます。
お気軽にご相談ください。
 
このような時期だからこそ、次の時代を見据えて動きたいなと考えています。
 
※上記内容については、当社調べの情報です。(2020年5月12日現在)