Kintoneは、導入企業も多く有名ですよね。
ノーコードで、手軽に、安価に、素早く導入できる業務システム(アプリケーション)です。
プログラム開発の知識がなくても、項目をドラッグアンドドロップして業務アプリを作成できるクラウドサービスです。
データの入力、集計、共有、コミュニケーションの全てを1つのツールで行うことができます。
今回は「Kintone」について、特徴や事例、開発費用やカスタマイズ費用をお伝えします。
1、Kintoneの利用メリット~5つのポイント~
たくさんありますが、大きく5つかなと思います。
①何より安価でDX化が出来る
最大のメリットは「安価であること」です。
スケジュール管理や生産性、売上管理、顧客管理、各申請管理など、事業運営に関してほぼ全ての決められた業務にはKintoneで対応できます。
そんな便利な業務システムが、利用者1名につき月額1,500円(ミニマムロットあり)で使えます。
もし、現在業務ごとに利用している業務システムがあるようでしたら、Kintoneにまとめられないか検討されてもいいかもしれません。
②スピード対応
その日、その瞬間にDX化が出来ます。
kintoneはドラック&ドロップによる直感的な操作で簡単にアプリやデータベースを作成可能です。
すぐに「紙よさらば」とはなりませんが、徐々に移行してゆくことでメンバー間のやり取りもスムーズになるかと思います。
③柔軟にカスタマイズ可能
プラグインやコードイジってカスタム可能
もちろんパッケージツールなので限界はありますが、往々にしてKintoneで十分対応できるものもあります。
④決められた業務にはめっぽう強い
Kintoneは、顧客情報や案件情報、売上情報、プロジェクトの進捗状況、ワークフローの申請状況など、チームや仕事に必要なあらゆる情報を管理、リアルタイムに共有できます。
KintoneはWebブラウザで見ることができるクラウドサービスなので、インターネットにつながるデバイスさえあれば、いつでもどこでもアクセスできます。
また、あらゆる情報を一元管理することで、業務全体を見える化。仕事の質やスピードがアップします。
⑤プログラミング知識がなくてもOK
技術的な知識がなくても、WEBベースのデータベースアプリが「サクッと」作れます。
誰でもノーコードでアプリを作ることができますので、専門のIT部門がないなど、そんな場合でも現場主導で業務改善を進めることができます。
2、Kintoneで解決できることサンプル事例
例えば、こんなお困りごとを解決できます。
事例① 社員増加による情報共有・マニュアル作成
社員・スタッフが増えてくる中、ノウハウが個人に蓄積されている現状だった。
会社の未来のためハウツー・ノウハウの共有が必須だった。
そこで、若手や新人教育も兼ねて社内マニュアルの作成を始めたが、進めるうちに案件情報の整理が出来ていなかった。
従って、そもそもの情報整理を行い、発生する業務(複数の申請、進捗状況など)を含め進行中の案件に関わる情報を一元管理する必要があった。
記録を残し、ノウハウの属人化を解消するために導入。
事例② 資産管理
会社で調達された資産の資産情報や使用状況を管理するために導入。
資産の所在や残数を正確に管理することで紛失や私物化を防ぎ、無駄な備品の購入や予備の重複を減らすことが可能になった。
事例③ 顧客対応の記録簿
リペア工場。これまでは顧客からの修理依頼は、その都度電話やメールにて個別応対をしていた。
連絡や対応状況をリスト化していたわけでもなかったため、「誰から連絡が来たのか」「どういった対応をしたのか」など、状況の把握が出来ていなかった。
修理した商品を顧客へ送る際も、宛名の記載は手書きであったため、手書き作業に時間を要していたため導入。
このようなところでKintoneが活躍しています。
3、Kintoneが苦手なこと
運用メリットが大きいKintoneですが、一方で苦手なこともあります。
一番は「制限が多い」というところでしょうか。
苦手なサンプルを3つご紹介します。
①複雑な関数が苦手
kintoneには計算をするフィールドがありますが、対応していない関数がいくつかあります。
Excelで複雑な関数を使用している場合、kintoneには対応ができず、それであればExcelのままでいいのではないか?と考える企業も多いのではないかと思います。
②上限・制限がある
プラグインは1つのアプリにつき上限数が設定されています。
ですので、プラグインを多数使いカスタマイズする時に困る場合があります。
また、ディスク容量も1人につき5Gと、いずれ物足りなくなってくる場合があります。
③テーブル設定にも様々な制限がある
テーブルを一覧で確認する時に表示ボタンを押さないと表示できないようになっています。
また、表示ボタンを押した時にテーブル内のフィールドがすべて表示されてしまいます。
そのため、見せたくないフィールドまで見えてしまいます。
また、行数の上限があるなど、テーブルには様々な制限があります。
上記の3つのできないこと例以外にも、フィールドが1つのアプリにつき数百個までしか追加できないことや、1つにファイルにつき添付できる容量の上限が限られているなどできないことや制限がいくつかあります。
自社がどういったアプリケーションを開発したいのかを明確にし、開発したいアプリがkintoneの仕様上実現できるのかできないのかを考えて、アプリの開発を行うことが重要になってくるでしょう。
4、Kintone開発・カスタマイズ費用は?
kintonを使うことで多くのことが実現できますが、カスタマイズや機能拡張の際には、どうしても素人には難しいという側面があります。
自社でのカスタマイズが難しそうだと感じたときにはプロに頼るのも一つの方法です。
また、向こう数年を鑑みて問題ないよう、初期段階で知識を持った専門業者への依頼した方が良いケースもあります。
【費用感】
Kintoneの開発費用ですが、サイボウズ社の商品紹介ページに記載されています。
スタンダードコースは「月額1500円×人数分」です。
https://kintone.cybozu.co.jp/price/
カスタマイズをプロに依頼する場合の費用感としては、
内容にもよりますが、
開発内容が決まっていて、受託開発型で依頼する場合は、30万~150万円程度。
一方で、「どのようなものを作るか?」から一緒になって考える伴走型支援の場合、月額20~50万円程度。
だいたいこの価格帯が多いかなと思います。
5、まとめ
kintoneでは、様々なアプリをスピーディーに作成することができます。
そのため、導入企業が多く、ノウハウもある程度公開されています。
kintone単体だけでなく、豊富なプラグインや連携サービスを使うと、出来ることも広がります。
ぜひkintoneを使って自社の用途にあった業務アプリを作成し、DX化を進めましょう。
最後に当社のPRをさせてください。
当社では以下のニーズにお応えできます。
・Kitoneを使ったアプリケーションを構築したい
・自社でアプリを作ってみたが、もっと改善できるところはないか
・もはやKintoneではなく、自社オリジナルでシステムを作りたい 等
お客様の現状とニーズをヒアリングし、
受託開発型、伴走型、どちらでも対応可能でございます。
一緒になってDX化推進をサポートさせていただきます。
当社(株式会社アスリエ)は、コンサルタントではなく、実務を行う会社です。
福岡を拠点とし、主に九州地域の事業者様に各種支援サービスを提供しております。
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